企業の概要に加えて、外部記事を紹介することで質問対策まで完結するようになっています。
軽視されがちですが、スタートアップは「ミッションへの共感」を非常に大事にするので、会社の成り立ちも含めて、なぜその会社に行きたいのかを整理しておきましょう。
今回はSansan株式会社について解説していきます。
転職をご検討中の方はブックマークして、いつでもこの記事を参照できるようにしておいてくださいね!
「概要は分かっているので、質問対策だけしたいよ!」という方は以下の目次より「Sansanの質問対策」をクリックすると先に確認することが出来ます。
それでは早速確認していきましょう。
Sansan株式会社を動画で簡単理解!
Sansan株式会社についてまだあまり知らないという方はこちらの動画からご覧ください。
「今、動画を観れない!」という方は次からの段落で文章でもまとめておりますので、そちらをご確認ください。
Sansanのプロダクト概要が掴めたところで、どのような企業なのか深堀していきましょう。
Sansan株式会社の企業概要

概要
代表者:寺田 親弘
創業年月:2007年6月
従業員人数:900名強(2021年時点)
IPOについて:上場済み
Sansan株式会社はすでにマザーズに上場済みです。
時価総額も現時点で4000億弱とかなり大きく今後も注目されているスタートアップです。
オフィスも表参道付近にあるようで、今ノリに乗っている企業の一つです。
事業内容
- 法人向けクラウド名刺管理ツール「Sansan」
- 個人向け名刺アプリ「Eight」
- クラウド請求書受領サービス「Bill One」
事業内容は主に上記3つでその中でも「Sansan」はSansanの主力事業となっております。
SansanのCMは非常に面白く、ビジネスマンなら多くの方が共感できるような内容訴求となっています。
以下のCMなどは一度見たことある方も多いのではないでしょうか?
タレントに松重豊さんを選出しているところも好感が持てますし、CMをバンバン打っていることからも現在Sansanが拡大期にあることがお分かりいただけるかと思います。
MAの流れの中でSansanの果たす役割はかなり大きい
Sansanと聞いて、「ただの名刺管理か…つまらなそう」と感じる方も少なくないかと思います。
ですがただの名刺管理アプリであれば、Sansanがこれほど注目されることはありません。
名刺という情報を握っていることで、今後MA(マーケティングオートメーション)の文脈で非常に生きてくる可能性があるのです。
MA導入の流れは今後日本国内においても拡大していくと思われますが、Sansanはそのプラットフォームとなる可能性を秘めています。
多くの日本企業のMAプラットフォームとなれば、時価総額への影響は計り知れないうえに、そこで積んだ経験は他社でもかなり重宝されるものとなります。
以下の記事で詳しく書かれています。
→Sansan Data HubでMAとSFAのデータ連携を整備
Sansanのミッションを解説
出会いからイノベーションを生み出す
いつの時代も、世界を動かしてきたのは出会いです。
人と人、企業と企業、その出会いの連鎖が社会を前進させます。
私たちは出会いが持つ可能性を再発見し、
未来につなげることでビジネスを変えていきます。
イノベーションにつながる新しい出会いを生み出す。
出会いの力でビジネスの課題にイノベーションを起こす。
そして、ビジネスの出会い、そのもののあり方を変えていきます。
Sansanのミッションは「出会いからイノベーションを生み出す」となっています。
ただの名刺管理という枠に収まるのではなく、名刺を人と人をつなぐ手段として捉えていることが分かります。
言い換えると、名刺管理というのはあくまで手段であり、その市場を押さえたうえで何が出来るのかを考えることがSansanの社員には求められるのかもしれません。
missionだけでなく、ValuesやVisionまでしっかり定められているので、一度目を通しておくと雰囲気が掴みやすいかと思います。
Sansanのメイン事業は名刺管理ツール「Sansan」

Sansanのメイン事業は何と言っても名刺管理クラウド「Sansan」
名刺をただの名刺ととらえてしまうとそれまでですが、「顧客データ」と捉えなおすことで、かなりのニーズが生まれます。
先ほども少し触れましたが、マーケティングオートメーションやセールスフォースオートメーションなど、昨今の自動化の中で膨大な顧客データを所有しているSansanのビジネスポテンシャルは計り知れません。
名刺管理サービスとしてはもちろん業界トップで現在のシェアは82.8%にも及ぶようです。
→Sansan、法人向け名刺管理サービス7年連続シェアNo.1
Sansan株式会社の主要なTwitterアカウント
スタートアップでは最終面接の際にほとんどの企業で代表が面接をすることとなります。
代表がどんなことを普段考えているのか、どんな人材を求めているかをツイートから推察することが出来るので、私はよく転職面接で受ける企業の代表のアカウントをフォローして確認していました。
Sansanの主要なアカウントは以下です。
Sansanの直近の決算発表
直近の決算内容も強かったですね!
IR情報までチェックしておくと会社が目指す方向性や様子が分かるので、非常に有益です。

事業系統図なども載っていて、どういう料金徴収体系になっているかなども分かるのでおすすめです。
今後のマネタイズポイントなども見えてくるかと思うので、是非一度ご確認ください。
Sansanの年収や評判はどうか
転職するにあたって気になるのが、会社の評判や年収ですよね。
スタートアップだからといって侮ることなかれ。
最近のスタートアップは本当に凄いんです。
まずは特に気になる年収事情から。
年収水準は500万~程度
給与水準もかなり高く、年収は500万~900万程度で分布しているようです。
Aさん(20代後半・営業)
年収:680万円
Bさん(30代前半・営業アシスタント)
年収:490万円
年収は年功序列ではなく、実力に応じた設定となっているようです。
ただ口コミサイトで確認してみるとみなし残業のため、実際の労働に対して割に合わないという方も多いようです。
年収などが気になる方はベンチャー特化のエージェント経由で話を進めると事前に年収を伝えてくれて、内定後の年収交渉もしてくれて非常に便利です。(私はこれで年50万交渉出来ました)
転職サイトは基本的に何でもいいですが、大手のリクルートダイレクトスカウトなどに登録しておけば間違いないかと思います。
給料などもぱっと見高く見えるが、評判は少し微妙…?
個人的にはかなり意外でしたが、年収面ややりがい面で評価の低いコメントが目立ちます。
最近好調のSaas系企業だけに少し残念な気がします。
評価: 1【気になること・改善したほうがいい点】
成果に対しての給料への反映がほぼない。ここで給料上げて欲しいというとお金なのか?とういう反応される。
転職会議より引用
評価: 1【気になること・改善したほうがいい点】 みなし残業45時間、みなし残業代の固定楽が給与のかなりの比率を占める。つまり一見年収が良く見えても基本給与は高いとは言えない。
転職会議より引用
転職会議などの口コミサイトでは無料登録で社内で働いている方の生の声や選考通過者の声が見れるので是非企業選びの参考にしてください。
口コミサイトで評判が良くない企業はやはりそれなりの理由があるケースが多いのでブラックチェックにもおすすめです。(私も参考にしていました)
Sansanの中途面接フローと面接回数
Sansanで中途転職する際には特に変わった選考フローなどはないようです。(一部会社ではケース面接や動画作成などを求められるケースもある)
面接回数は2~3回程度が目安となっていますが、これはポジションや経験年数、そして面接結果などによっても変わってくるのであくまで目安と捉えておくのがよいでしょう。
- 選考フロー(クリックで開きます)
-
書類審査
→転職エージェント経由または直接HPより応募し、ESの審査面接2~3回
→一般的な面接(ポジションや経験によって変動)内定
Sansanに中途で転職する際の面接質問対策
転職面接で聞かれる質問は聞かれ方が違う可能性はあるものの、多くが共通しています。
以下では代表的な質問をピックアップし、それぞれへの回答に役立つリンクを紹介しています。
志望理由
新卒の時も絶対に聞かれていた志望理由ですが、スタートアップはここを非常に重視する傾向があります。
冒頭に書いたように少人数が故に「この人とこれからやっていけるか」という視点で選考が進みます。
事業内容への理解はもちろん、興味も示すことが必要となります。
以下リンクが役に立つかと思いますので、ご確認ください。
将来的に何をやりたいか
将来的に何をやりたいかという質問は自分の将来だけでなく、それを実現するためにその会社で自分がどう貢献できるかを考える必要があります。
自分の志向と会社の向かっている方向が揃っている必要がありますので、Sansanであれば「顧客データの統合」、「オートメーションのプラットフォーム」などを軸に作っていくといいでしょう。
会社の方向性を知るには最新の動きなどを考慮する必要があります。
以下リンクで会社の動向を把握しましょう。
転職を考えたきっかけ
この質問では、転職すればその課題が解決することを示す必要があります。
基本的にネガティブな理由はあまり伝えない方がいいとされています。
- 事業への興味
- 裁量のある仕事
- 全体感のみれる仕事
上記のような理由を出来るだけポジティブに伝え、現職ではそれが実現できないという形が代表的かと思います。
特に事業への興味という部分はベンチャーに転職するうえで非常に重要なので、志望理由にも繋げやすくおすすめです。
SansanはEight事業を第二の柱として築きたいという意思が見えますので、Eight事業へのコミットということを志望理由に含めても良いかもしれません。
以上がスタートアップ転職の際にされる代表的な質問になります。
このほかにも質問がされる場合ももちろんありますが、基本的には上記質問の深堀がメインとなりますので、十分に準備しておきましょう。
ちなみに私もコンサルからスタートアップに転職したのですが、転職するならforStartupsというエージェントを見てみると良いですよ。
これはステマでもなんでもなくて、単純に私が利用して非常に良かったスタートアップ特化のエージェントですので、是非参考にしてください。
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ここまで読んでいただきありがとうございました。
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是非他のSaas企業も参考にしてみてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。