今この記事を読んでいるということはあなたもまさにそのフェーズにいるということでしょう。
私も3年間総合コンサルファームで働く中で、様々なしんどさを経験しました。
今回、コンサルがしんどいと思う理由や対応策についてまとめてみました。
この記事を読まれている方は現状コンサルがしんどいと感じていて、このままコンサルを続けるべきか迷われているのではないでしょうか。
しんどいときほど、仕事をこなすので精一杯で、解決策を考え実行することができない、、という風に負のスパイラルに陥ってしまいますよね。
この記事では、以下の疑問を解消したいと思います。
- コンサルがしんどいと感じる理由は?
- コンサルがしんどいけど続けるべき?
- コンサルがしんどいときに具体的にどんなアクションを取ればよい?
今まさにコンサルしんどいと思ってる方に参考にしていただけたら幸いです。
「コンサルがしんどい」というのにもレベルがある

まずは前提としてあなたのコンサルしんどいレベルはどの程度でしょうか。
しんどいと感じている程度が非常に大きい場合、うつ病である可能性も十分あります。
例えば、眠れないとかご飯が食べられないといった症状が出ている場合ですね。
そのような方は一定期間休みましょう。心理カウンセリングに行ってみるのも有効かと思います。
本記事の想定読者としては、体調不良になるほどのしんどさではないけど、漠然としんどいと感じていて対応策を取れていない方を想定しています。
コンサルしんどい、ついていけない、辞めたいと感じる理由

続いてコンサルがしんどいと感じる理由について解説していきたいと思います。
コンサルしんどい理由あるある
コンサルタントがしんどい、ついていけない、辞めたいと感じる理由として、以下をよく聞きます。
- 仕事の難易度が高く、ついていけていない
- 周りの社員が優秀で自分との差が大きい
- 上司からダメ出しされるばかりで、感謝されることがあまりない
- 労働時間が長く、ワークライフバランスが悪いと感じる
- 自分が積みたい経験と関係ないプロジェクトにアサインされてしまう
- クライアントの課題に強い興味を持てない
コンサル業界は肉体的にも精神的にもハードワークになりやすい業界です。
上記の理由に当てはまる方も多いのではないでしょうか。
また、そもそも人は悩みが漠然としているほど不安やイライラを感じます。
なので、一度言語化して、自分がコントロールできるものとできないものに分けるだけでもしんどさは軽減されます。
皆さんもぜひ自分なりにしんどい理由を言語化してみましょう。
私にもコンサルがしんどい時がありました
個人的には、上司からの圧力が強く、感謝してくれることもほとんどなかったときは辛かったですね。
同期のコンサルタントに聞いても「あまり感謝されない」という声は結構ありました。
- コンサル業界は求められるレベルが高いからこそ、期待を大きく上回らないと感謝されにくい。
- また、長期間同じメンバーで仕事をするケースがあまりないので、人を育てる意識は薄い。
といったことが根本的な原因としてあり、業界的な特徴の一つかもしれません。
もちろん上司によると思いますし、私がいたコンサルファームは部下のモチベーションに気を配る上司の方が多かったです。
ちなみに私はそのプロジェクトである程度の成果を出した上で、アサイン担当に相談し、別プロジェクトに移動しました。
そのときもある程度しんどい理由を自分なりに言語化できていたので、不安が軽減され、潰れることなく済んだのかなと思います。
コンサルを辞めたいけど続けるべき?

コンサルがしんどい、ついていけない、辞めたいと感じたとき、どういう場合に続けるべきなのでしょうか?
それはしんどい理由のうち、自分要因と外部要因のどちらの比重が重いかで変わります。
結論、 自分要因の比重が重い場合はコンサルを続けるべきで、外部要因の比重が重い場合は条件次第ではあるのですが、コンサルを辞める方向でアクションを取った方がよいと考えています。
例として、さきほど挙げたしんどい理由を自分要因か外部要因かで整理してみます。
- 自分(内部)要因:実力不足、努力不足など
- 仕事の難易度が高く、ついていけない
- 周りの社員が優秀で自分との差が大きい
- クライアントの課題に強い興味を持てない
- 外部要因:上司と合わない、積みたい経験を積めないなど
- 上司からダメ出しされるばかりで、感謝されることがあまりない
- 労働時間が長く、ワークライフバランスが悪いと感じる
- 自分が積みたい経験と関係ないプロジェクトにアサインされてしまう
多くの方は複数の理由が重なっている状況だとは思いますが、自分要因の比重が重い場合、踏ん張るべきだと思っています。
一方、外部要因の比重が重い場合、プロジェクトを変えてもらうか、条件次第ではあるのですが、コンサルを辞める方向でアクションを取った方がよいと思います。
条件というのは以下のフローで示します。

次の章で、外部要因の比重が重い場合に取るべきアクションについて具体的に説明していきます。
コンサルについていけなくてしんどいときに有効なアクション

ここから外部要因の比重が重い場合の対応策について解説していきます。
キャリアの棚卸をする
コンサルとしてのキャリアで得られたスキル等を整理できていない場合、キャリアの棚卸をしましょう。
キャリアの棚卸とは、過去のプロジェクトで得た業務経験やスキル、学びを整理することです。
過去の経験を言語化することは、キャリアプランの明確化や、転職活動をする上でも役立つので、必ずやっておいた方がよいです。
また、ビズリーチ等の転職関連サービスに登録しておくと、棚卸した結果を踏まえて職務経歴書を作成・更新できるのでいいですよ!
現状のキャリアでどのような企業から引き合いがあるのか確認できて有意義ですし、面白いと思います。

実際に私も登録しており、普段見ていないような企業から面談オファーをいただけて面白かったです。(3年程度しかファームに勤めていない私でも結構有名企業からポンポンくるので転職のきっかけにもなりました)
理想の将来像やキャリアプランを明確にする
キャリアを棚卸した結果を踏まえて、キャリアプランを具体化していきましょう。
一番お手軽な方法でいえば、自分の親や友達と話をしていく中で自分の理想を言語化していくのがおすすめです。
身の回りの人に相談するのが少し照れ臭いという場合は無料のキャリアコーチングを利用してみるのがいいと思います。
キャリアコーチングでは、コーチとの対話によって自分の理想の将来像や自分の強み、そしてそれらを踏まえたキャリアプランの明確化ができます。
今では多くの方がキャリアコーチングを利用していますが、無料で体験できるので、この機会にプロのキャリアコーチングを味わってみてください。
自分のキャリア観がガラッと変わって楽になりますよ。
理想の将来像やキャリアの方向性は見えているという方は、狙いたいポジションで求められるスキルや経験を具体的に把握しましょう。
必要なスキルや経験の解像度を上げていくためには、転職サイトに掲載されているポジションの募集要項を確認する、もしくは転職エージェントに確認するのがよいと思います。
ここで解像度を上げることを面倒くさがると、不要な経験を積み上げてしまう可能性が高まるので、しっかり解像度を上げてキャリアプランを具体化していきましょう。
また、以下の書籍もキャリアプランの立て方について参考になります。
コンサルを続け、別プロジェクトへのアサインを目指す
キャリアプラン達成のためにコンサルで得られるスキルが十分でない方はコンサルを続ける方向がよいと思います。
続ける場合、プロジェクトを変えることはしんどさの解決に有効な一手です。
プロジェクトを変えてもらうための動きをしていきましょう。
具体的には、まずできるだけ早く信頼できる上司やカウンセラーに相談しましょう。
ここでは変にごまかしたりせず、正直にしんどい理由を伝えた方がよいです。
また、とにかくプロジェクトを変えられればよいというわけではないので、自らのキャリアプランに沿うようなアサイン希望を伝えましょう。
「しんどいっていうネガティブな理由でプロジェクトを変えてもらうのにアサイン希望なんか言っていいのかな。。」なんて遠慮する必要はないです。積極的に伝えていきましょう。
コンサルを辞め、次のキャリアに進む
キャリアプラン達成のためにコンサルで得られるスキルを十分獲得したという方は、コンサルを辞めて次のステップに進みましょう。
キャリアプランが明確になっていて、スキルも十分あるという状態であれば、転職活動も比較的上手くいくと思います。
実際に転職活動を行う際は、転職エージェントを活用した方が効率的です。
転職エージェント自体は無料で使用できて、求職者側にはメリットしかない(フィーの支払いは企業側)なので、リクルートダイレクトスカウトやビズリーチなどの有名どころに登録してエージェントからの接触を待っておくのがよいでしょう。
仕事がしんどくて辞めたいと思ったら自分を一度見つめ直そう

いかがだったでしょうか。まとめると、
- 「コンサルがしんどい、ついていけない、辞めたいけど続けるべきか」は自分要因と外部要因のどちらの比重が大きいかで変わる。
- 外部要因の比重が大きい場合はコンサルを続けないという選択は全然あり。
と個人的には思っています。
コンサルがしんどくて辞めたいと思ったときほど、自分を一度見つめ直していただきたいです。
本記事を通じて、しんどいコンサル業務にただ耐えるのではなく、状況を好転させることに貢献できれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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