企業の概要に加えて、外部記事を紹介することで質問対策まで完結するようになっています。
軽視されがちですが、スタートアップは「ミッションへの共感」を非常に大事にするので、会社の成り立ちも含めて、なぜその会社に行きたいのかを整理しておきましょう。
今回は株式会社アンドパッドについて解説していきます。(※ビジネス職志望の方向け記事です)
転職をご検討中の方はブックマークして、いつでもこの記事を参照できるようにしておいてくださいね!
以下の目次より見たい箇所をクリックすると先に確認することが出来ます。
アンドパッド(ANDPAD)を2分で解説
アンドパッドがどんなサービスを展開しているのか全く知らない方は公式の動画があるので、まずは参考にしてください。
アンドパッドの企業概要などは後述します。
クラウド型の建築・建設プロジェクト管理サービスとして急成長を遂げている「ANDPAD」。
約50兆円と巨大な規模を持つ建設市場に改革を起こしています。
さらなる建設・建築業界のDX推進を目指し、2021年はサービス領域を拡大。
昨年大型の資金調達も実施し、ものすごい勢いで成長しているスタートアップです。
株式会社アンドパッドの企業概要

概要
代表者:稲田 武夫
創業年月:2012年9月
従業員人数:539名(2021年10月1日時点)
IPOについて:未上場
株式会社アンドパッドは2021年10月時点で未上場です。
2020年にシリーズCとして60億という大型資金調達を発表しており、投資家からかなり期待されています。
その投資家には、セコイア・キャピタル・チャイナ(VC)も入っています。
世界的なVCであるセコイアからも評価されているというのは、転職先としても非常によいポイントになります。
(伸びるスタートアップの見極めポイントの一つとして、良いVCが付いているかがあります。)
シリーズCなので、ストックオプションはそれほど期待できないかもしれませんが、企業自体の成長が著しいのは間違いないです。
伸びているスタートアップで上場まで経験すれば、自身の市場価値も大きく上がるでしょう。
事業内容
- クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」
アンドパッドは現場の効率化から経営改善まで一元管理できるクラウド型の建築・建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を提供しています。
2016年のサービスリリース以来、利用社数は10万社以上、ユーザー数は26万人以上となっています。(2021年8月時点)
すでに数多くの顧客を抱えていることに加え、大型の資金調達もしているので、今後増々成長が期待できるサービスです!
アンドパッドが電子受発注システムをリリース
2021年5月、アンドパッドは建設業法に対応した電子受発注システム「ANDPAD受発注」をローンチしました。
建設・建築業界における日々の受発注業務では、電話やFAX、紙でのやりとりが多く、非常に時間と手間のかかる作業となっていたそうです。
このように建築・建設プロジェクト管理以外にもサービス領域を広げてきています。
また、他システムとの連携も進めているので、さらに利便性の高い建築・建設業界特化型SaaSになっていきそうです。
以下の記事で詳しく書かれています。
→グレーゾーン解消制度を活用し、建設業法に対応した新プロダクト「ANDPAD受発注」をローンチ
アンドパッドのミッションを解説
幸せを築く人を、幸せに。
住まいをつくる。ビルや施設をつくる。街をつくる。
生活を豊かにする建築・建設業は、幸せづくりと例えられます。
私たちは、その幸せづくりをする人たちを、 テクノロジーの力で後押ししていきたい。
心からそう考えています。日々、進行状況が変わっていく現場は、
設計や仕様の変更、それにともなう資料づくりや施工開始の遅延、
電話やFAXでの情報共有、 現場確認のための移動など、
時間との闘いでもあります。そんな慌ただしい現場に、心のゆとりを生み出す。
質をさらに追求したり、技術を磨いたり、
知識を蓄えたり、家族や仲間との絆を深めたり。
お互いの仕事をたたえ合い、誇れる仕事を増やしていく。どれだけテクノロジーが進歩しても建築と建設が、
アンドパッド公式HP
人の手によって生み出される創造的な仕事であることは、
これまでも、これからも、変わりません。
その手で幸せを築く、すべての人たちを幸せにする。
それが、私たちANDPADです。
アンドパッドのミッションは「幸せを築く人を、幸せに。」となっています。
スタートアップでは、ミッションへの共感は非常に重要になってきます。
アンドパッドが、どんな想いで建築・建設業に携わる人を支援しているのかを理解しておきましょう。
また、アンドパッドの創りたい世界観を理解するのに以下の動画も参考になると思います。
この動画を観て、「幸せを築く人を、幸せに。」ってとても素敵なミッションだなと感じました。
メイン事業は「ANDPAD」

アンドパッドのメイン事業は「ANDPAD」
ANDPADは現場の効率化から経営改善まで一元管理できるクラウド型の建築・建設プロジェクト管理サービスです。
イメージとしては、建築版のTrello(タスク管理ツール)兼Slack(チャットツール)です。
具体的には、電話・FAX・メールなど、アナログで煩雑な現場のコミュニケーションもチャットアプリで円滑化できます。
また、図面や工程表もアプリを起動すれば、いつでもどこでも最新のデータを確認することが可能です。
これまでの建築・建設業界では、「設計等の変更に関して、言った言わない問題」が起きていたり、「現場側が最新の図面を把握できていない問題」が起きていたそうです。
ANNPADはそれらの問題を解決してくれるサービスになっています。
また、コロナ過で遠隔でのやり取りが必要になった中で、ANDPADを導入していた企業はスムーズにリモートワークに移行できたそうです。コロナも良い意味で追い風になってそうですね。
サービスの詳細は以下リンクより確認することが出来ます。
アンドパッドの主要なTwitterアカウントを紹介
スタートアップでは最終面接の際にほとんどの企業で代表が面接をすることとなります。
代表がどんなことを普段考えているのか、どんな人材を求めているかをツイートから推察することが出来るので、私はよく転職面接で受ける企業の代表のアカウントをフォローして確認していました。
株式会社アンドパッドの主要なアカウントは以下です。
PR情報もリツイートされていて、最新情報をcatch-upするのにも使えます。
普段からツイッター拝見していますと話して、きっかけ作りするのもいいですね。
アンドパッドの年収や評判
転職するにあたって気になるのが、会社の評判や年収ですよね。
スタートアップだからといって侮ることなかれ。
最近のスタートアップは本当に凄いんです。
まずは特に気になる年収事情から。
年収水準は400万~程度
年収は400万~800万程度で分布しているようです。
実際の年収事例は以下の通り。
Aさん(20代後半・カスタマーサクセス)
年収:450万円
Bさん(20代後半・営業課長)
年収:600万円
人材採用に力を入れており、スタートアップの中では給与水準が高いです。
年功序列な雰囲気は全くなく、ベンチャーならではの実力主義な文化とのことです。
また、評価制度もきちんと設計されていると社員の方から聞いています。
評価がグダグダになってしまっていると不満に繋がりやすいので、ちゃんとした評価制度があるのは安心ですね。
転職者からの評判はそこそこ高いものの、業界ならではの苦労も
実力主義であることや営業のやり方に納得感があることから、転職者からの評価はそこそこ高いようです。
ただ、「建築・建設業界の現場の人は保守的な人が多い」という業界ならではの苦労も記載されてました。
「建設・建築業界を変えてやるんだ」という想いはやはり大事になってきそうです。
評価: 3営業マンを現場に張り付かせて、地道に営業活動をひたすらやらせることは理にかなっている。
転職会議より引用
転職会議などの口コミサイトでは無料登録で社内で働いている方の生の声や選考通過者の声が見れるので是非企業選びの参考にしてください。
口コミサイトで評判が良くない企業はやはりそれなりの理由があるケースが多いのでブラックチェックにもおすすめです。(私も参考にしていました)
年収などが気になる方はベンチャー特化のエージェント経由で話を進めると事前に年収を伝えてくれて、内定後の年収交渉もしてくれて非常に便利です。(私はこれで年50万交渉出来ました)
転職サイトは基本的に何でもいいですが、クルートダイレクトスカウトなどに登録しておけば間違いないかと思います。
アンドパッドの中途面接フローと面接回数
アンドパッドで中途転職する際には特に変わった選考フローなどはないようです。
面接回数は2~3回程度が目安となっていますが、これはポジションや経験年数、そして面接結果などによっても変わってくるのであくまで目安と捉えておくのがよいでしょう。
- 選考フロー(クリックで開きます)
-
書類審査
→転職エージェント経由または直接HPより応募し、ESの審査面接2~3回
→一般的な面接(ポジションや経験によって変動)内定
アンドパッドに中途で転職する際の面接質問対策
転職面接で聞かれる質問は聞かれ方が違う可能性はあるものの、多くが共通しています。
以下では代表的な質問をピックアップし、それぞれへの回答に役立つリンクを紹介しています。
志望理由
新卒の時も絶対に聞かれていた志望理由ですが、スタートアップはここを非常に重視する傾向があります。
冒頭に書いたように少人数が故に「この人とこれからやっていけるか」という視点で選考が進みます。
事業内容への理解はもちろん、興味も示すことが必要となります。
以下リンクが役に立つかと思いますので、ご確認ください。
将来的に何をやりたいか
将来的に何をやりたいかという質問は自分の将来だけでなく、それを実現するためにその会社で自分がどう貢献できるかを考える必要があります。
自分の志向と会社の向かっている方向が揃っている必要がありますので、アンドパッドであれば「SaaS × 建築」、「建築・建設業界のDX」、「単体SaaSからプラットフォーマーへ」などを軸に作っていくといいでしょう。
会社の方向性を知るには最新の動きなどを考慮する必要があります。
以下リンクで会社の動向を把握しましょう。
→代表のインタビュー(アンドパッド稲田氏が「SaaS×建築」で実現したい世界とは)
→CFOのインタビュー(窮地のミクシィを救った男の「次なる野望」)
転職を考えたきっかけ
この質問では、転職すればその課題が解決することを示す必要があります。
基本的にネガティブな理由はあまり伝えない方がいいとされています。
- 事業への興味
- 裁量のある仕事
- 全体感のみれる仕事
上記のような理由を出来るだけポジティブに伝え、現職ではそれが実現できないという形が代表的かと思います。
特に事業への興味という部分はスタートアップに転職するうえで非常に重要なので、志望理由にも繋げやすくおすすめです。
以上がスタートアップの転職の際にされる代表的な質問になります。
このほかにも質問がされる場合ももちろんありますが、基本的には上記質問の深堀がメインとなりますので、十分に準備しておきましょう。
ちなみに私もコンサルからスタートアップに転職したのですが、転職するならforStartupsというエージェントを見てみると良いですよ。
これはステマでもなんでもなくて、単純に私が利用して非常に良かったスタートアップ特化のエージェントですので、是非参考にしてください。
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ここまで読んでいただきありがとうございました。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。