今実際に採用にも携わっている私の立場から言うと余裕で出来ます。
むしろスキル無しのまま、今の職種で30代に突入してしまうことに危機感をもったほうが良いと思います。
今回は私の経験なども交えてスキルなし20代の転職についてまとめていきます!
「現状の本業に不満があるけど、自分のスキルで良い条件で転職が出来るのか分からない」
「20代でスキルがない自分でもそもそも転職が出来るのか」
こんな悩みはあなただけでなく、20代であれば誰もが一度は考えています。
そんな悩みを抱えながら多くの人がそのままダラダラと60代まで仕事を惰性で続けてしまいます。
今この記事を読んでいるあなたはその他大勢の人とは違い、行動に移せる方だと思います。
実は私も新卒で入社した会社をこのままではいけないという危機感で3年で退社しています。
私と同じように、今あなたが転職を考えているのはごく自然なことだと思うので、是非この記事を参考にして転職を成功させてください。
転職したいけどスキルがないなら20代の今が最後のチャンス

「スキルがないから転職できるか不安」と悩むのはもちろん分かりますが、スキルがないなら20代が転職できる最後のチャンスです。
つまり転職であなたの人生を変えられる確率は今が最も高いです。
20代がなぜスキル無しで転職できる最後のチャンスかご説明しましょう。
20代は未経験者を採用してくれる最後のチャンス
転職経験がないと衝撃的かもしれませんが、未経験者を採用してくれるのは20代が最後です。
30代になるとほぼ全て即戦力のキャリア採用となります。(※「ほぼ全て」と書いたのは一部ブラックの不人気業界はその限りではないですが、あなたの望む転職ではないと思うのでここでは説明を省きます。)
本当に残酷なほどに経験を求められます。
募集要項を見ればすぐに分かりますが、「マーケティング経験3年以上必須」、「クライアントを巻き込んで戦略実行をした経験5年以上」など割とハードル高めな経験が求められます。
そして、30代ともなるとマネジメントの経験も求められるようになりますので、ある程度のスキルがあっても未経験業界への転職は厳しくなるというのは覚えておきたいポイントです。
20代で見られるのは経験よりも「姿勢」
ではなぜスキルなしの20代が企業に求められるかというと、企業が求めているのがスキルではなく、「姿勢」だからです。
そもそも20代で他者と差別化できるほどの圧倒的なスキルが身に付く業界はかなり限られています。
20代の若者のスキルなど多少の差はあれど、企業からすると誤差でしかありません。
現状のスキルが団栗の背比べだからこそ、仕事を学ぼうとする「姿勢」が見られます。
意欲さえ見せれば、スキルがない(と思いこんでいる)20代でも全く問題ありません。
キャリアのVSOPを意識しよう
そして追加で頭に入れておいていただきたいキャリアの考えがあります。
それが「キャリアのVSOP」です。
これは年代ごとのキャリアで重要とされるものを表しており以下のようになっています。
30代:Speciality
40代:Originality
50代:Personality
今の職場でこの先スキルはつくなら転職する必要はない

20代は転職するラストチャンスという話をしました。
ただ、この記事はあなたに無理に転職を勧めたい記事ではないのではっきり申し上げます。
今の職場でこの先スキルがつくのであれば無理に転職する必要はないと思います。
今の職場で何かやりたいことがあってチャレンジできていないだけなら、そちらを優先すべきだと思います。
しかし、スキルがついていないと悩むのはあなただけの原因ではなく、会社にも原因がかなりあるので、今後も見込みがないならこのタイミングでバッサリ転職に踏み切っていいと思います。
転職すると伝えると、
「ここで出来ないなら他でも通用しない」とか
「根気のない奴は何をやってもダメ」とか言われると思いますが、気にせず転職しましょう。
次では実際にスキルがないなりの転職方法をお伝えします。
私も未経験で現在の職に採用してもらったので、少しは参考になるはずです。
20代でスキルがない人の転職の進め方

20代で今自分にスキルがないと感じているのであれば戦略的に転職を進める必要があります。
今の職場が嫌だからとにかく次の会社に転職しようと焦ると良くないエージェントにあたり、ブラック会社に転職する形になってしまいます。
そうならないためにもこの記事で書いてあることを実践してみてください。
自分がやりたくないことを把握する
自分がやりたいことが今すぐ分かるのであればいいですが、そういう人は多くはないと思います。
そういう場合は自分のやりたくないことを書き出してみましょう。
例えば、
「人と頻繁にコミュニケーションをとる」
「毎日出社する必要がある」
「計算や数学的処理能力が試される」
こういったざっくりしたものでいいので、書き出してみると自分に向いていない職が見えてくるはずです。
応募する際にはエージェントにこの内容を事前に伝えておくと、お互いミスマッチが減ります。
様々なエージェントと面談し、1人に絞ったことを伝える
そのうえで様々なエージェントの方と面談してみてください。
どこかのエージェントの回し者ではないので、正直どのエージェントがいいとかはないです。
もちろん私自身がお世話になったエージェントはありますが、それがあなたに必ずしも合うとは限らないので、ご自身のフィーリングに合うエージェントと転職を進める必要があります。
その時に意識していただきたいのが、様々なエージェントと話してみるということです。
1人目で自分にドンピシャの方と出会えることはそう多くないと思います。(私も10人弱ほどリモートで話してみて、自分に合うエージェントの方に出会うことが出来ました)
少し面倒かもしれませんが、このエージェント選びが自分の人生を大きく左右するので妥協することなく選別しましょう。
「返信が早い」、「自分の意見を取り入れた提案をしてくれる」、「ガツガツしていない」という条件で私はエージェントを絞っていきましたが、あなたも自分に合う条件を探して見てください。
エージェントを探す際のサイトはなんでもいいと思いますが、リクルートダイレクトスカウト(リクルート運営)なんかは大手で優良求人も多いのでレジュメだけ無料で登録しておいても良いかと思います。
公式:リクルートダイレクトスカウトHPサイトは無料のサービスで大手ならそれほどこだわる必要はないので、とにかくたくさんのエージェントと会うように意識しましょう。
ここで出来ればスケジュール管理などの側面も踏まえ、エージェントを1人まで絞りましょう。
そしてエージェントにあなた経由でしか転職面談を受けていない旨を伝えましょう。
なぜこれをやる必要があるかと言うと、転職エージェント側からすると自分が担当していた応募者が他のエージェント経由で他社に転職するのが一番悔しいわけです。
「こんなことならあいつに時間掛けなければよかった…」ってなりますよね?
これは至極当たり前で転職エージェントは実際に担当している応募者に優先順位をつけています。
ここであなたが「あなた一本で転職活動をしています」と伝えると優先順位はかなり上がるので、あなたへのケアも厚くなるというわけです。
やりたくないことと選択の軸を伝え、未経験でも可能性のある仕事を提案してもらう
エージェントが決まったら、真っ先に「やりたくないこと」と「転職の軸」を伝えましょう。
前半の段階でやりたくないことを伝えておかないと、自分に合っていない職種をなんとなく受けることになります。
ミスマッチを起こさないためにも、絶対にやりたくないことはここで伝えておきましょう。
それに加えて「転職の軸」を3つほど優先順位もつけて話しておきましょう。
例えば、「①業務内容→②年収→③勤務地」みたいな形で伝えておくと、転職エージェントも下手な求人を進めることは出来ず、自分に沿った案件を紹介してくれるようになります。
ここのミスマッチでエージェントとうまくいかないことは多いので、意識しましょう。
そのうえで未経験で可能性のある仕事という条件でサーチをかけてもらうと良いでしょう。
応募者側が見えている情報より、エージェント側が見ている情報は深いです。
彼らのリサーチで未経験でも問題ない職種を調べてもらうと、自分が調べたときには出てこなかった魅力的な求人がたくさん出てきます。
実際に応募開始
そして魅力的な案件が出てきたらあとは応募するだけです。
ただ新卒の時と違い、手当たり次第に面接を受けるのはおすすめしません。
本業と並行しながら受けることのできる限界は5社程度かと思います。
ここではエージェントと話合ったうえで、出来るだけ会社を絞りながら対策していくのがおすすめです。
ちなみに直接応募とエージェント経由の応募に関しては以下にまとめたので参考にしてください。
管理人 いざ転職をしようとなったとき、転職エージェント経由の方法と企業への直接応募の2パターンが大きくあります。個人的には無料の転職エージェントを使った方がスケジュール管理などしてくれて楽で好きなのですが、特定条件においては[…]
以上があなたが転職をする際に意識するステップです。
転職する際に悪徳エージェントには要注意
最後になりますが、悪徳エージェントには要注意です。
転職が初めてだとうまく丸め込まれて、行きたくもない会社に斡旋されたりしますがしっかりと断るようにしましょう。
「ガツガツ案件を進めてくる」
「会社情報をネットで調べても出てこない」
みたいな会社の担当者は要注意です。
転職は自分の人生を左右する大きなイベントなので万全の準備をして臨みましょう。
あなたが素敵な転職を経験できるように願っております。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
管理人 「なんか学生時代の同期と比べて給料低めでショボいし、今の仕事そんなに好きなわけじゃないからやる気でないけど、別に辞める理由もないし、とりあえずもうちょっと今の企業で頑張ってみるか。なんか変わるかもしれないし」もし[…]